~ASEAN各国のICTビジネスの今と沖縄のチャンス~

5月17日に開催されたOADC主催「アジア連携ITビジネスセミナー」。ゴールデンウィーク直後に梅雨入りした沖縄ではあいにくの雨模様でしたが、アジアへの進出やアジアとの連携に興味をお持ちのみなさまに多数ご来場いただきました。
セミナーではOADCが半年をかけて訪問調査したアジア6か国のICTビジネス環境や業界・企業のホットトピックスを紹介し、現時点でアジアビジネスに投資をするならその可能性はどこにあるのかを国別に具体的に解説させていただきました。
参加者のみなさまからのアンケートでは、アジアビジネスについて沖縄視点での具体的な生の情報を継続的に発信するように多数ご要望をいただきましたので、引き続きアジア連携の強化に向けて活動を進めていきたいと思います。
ご参加いただいたみなさまどうもありがとうございました。

セミナー風景画像

セミナー内容

1.OADCのご紹介
2.東アジアIT市場調査の概要

インドネシア
シンガポール
タイ
フィリピン
ベトナム
マレーシア

各国の調査報告のさわり部分については、本ページ下段のダイジェスト紹介記事をごらんください。

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3.調査報告と解説

1)ヒアリング結果
IT戦略、市場の現状と発展の方向性
2)ディスカッション結果と解説
県内企業による進出と現地事業者との連携の可能性があるIT関連事業分野

アジア連携ITビジネスセミナー(インドネシア編)

世界第4位の人口大国であるインドネシア。ASEAN地域で最大の人口規模と豊富な天然資源に下支えされた急速な経済発展を受けて、巨大な国内消費市場が立ち上がってきています。2020年には全人口の7割(2億人)が富裕層・中間層を占めるようにもなるそうです。

日本との関係も深く、既に1000社以上が日本から進出し、自動車・小売・食品関連とさまざまな事業が展開されています。

そんなインドネシアではこの巨大消費市場とそれが将来さらに拡大することを見すえて、Eコマース・ゲーム・ペイメント・健康・教育・フィンテックといったあらゆるICT関連分野での産業振興が図られ、大企業も各種団体を通じて積極的にスタートアップ企業を支援する環境が整っています。

なかでもPlug and Play Indonesia(Plug and Play Indonesia) はシリコンバレーのスタートアップ・インキュベーションプログラム「Plug and Play」( Plug and Play Tech Center) とパートナーシップ契約を締結、これにはJoko Widodo大統領 (Presiden Joko Widodo) 自らが交渉に乗りだして提携に持ち込んだ経緯もあるそうです。

そんなPlug and Play Indonesiaの中心メンバーにインドネシアのホットなスタートアップ事情を直接うかがってきました。さらに日本からも多くのICT関連企業が進出していますが、今回はポータルサイト運営のエキサイト株式会社による現地法人PT Excite Indonesiaを訪問し、同社がインドネシアで展開されているプラットフォーム事業について色々とご説明いただきました。

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アジア連携ITビジネスセミナー(シンガポール編)

アジアのビジネスハブとして金融や物流の中核を担い、人・物・金・技術を運用する戦略的なエコシステムが国家レベルで確立しているシンガポールでは政府がICT分野でのスタートアップ育成を強力に支援しています。IPI Singaporeは政府からの資金提供を受けて、世界中の新しい技術に基づくビジネスマッチング事業を展開し、すでに440もの案件を手がけています。

他にも政府資金を預かりスタートアップ企業を世界中から誘致、2019年には200社の育成を目標に掲げるSGInnovate、民間企業500社以上が参画するインキュベーション団体SiTF, Singapore infocomm Technology Federationなど多数の機関が企業誘致から投資育成までを手掛けています。 また、Woomentumファウンダーの Mouna Aouri Langendorf さんは女性を採用していることが条件のユニークなクラウドファインディング事業を手がけて働く女性の支援を行っています。

そんな中、TopoTogo社はシンガポールの観光ガイドアプリを日本語を含めた多言語で展開。7カ国から参加があった香港政府主催 2016 Asia Smartphone Apps Contestで準優勝を勝ち取りました。今後シンガポールのみならず世界各地のガイド機能を追加し、プラットフォーム化を狙います。アジアの中心でダイナミックな戦略展開を推進するシンガポールの情報は、明後日にせまったアジア連携ITビジネスセミナーで。

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アジア連携ITビジネスセミナー(タイ編)

ASEANの中で早くからICT分野に注力し、2001年にはMinister of Science and Technology傘下にICT産業振興特区:ソフトウェアパーク・タイランド(Software Park Thailand)が設置されたタイ国。

ここではソフトウェア技術移転、技術・経営相談、人材育成支援、オフィス賃貸等の産業振興施策がパッケージで提供されていることもあり、現在2000名以上の技術者が勤務し、12階建ビルのフロアは満床です。

また INSTEP Group は6社から組織され、CEOのWiwat Wongwarawipat (Ph.D)さんは東京大学卒業の親日家で、タイを拠点に日本を始めとしてアジア各国に進出しICTビジネスを展開されています。

こうして既にICT分野で相当の実力を有するタイは、国内はもちろん日中韓およびASEAN各国での事業に非常に意欲的で、かつ最近その潜在的魅力から注目を集めているミャンマーやカンボジアといった周辺国とのビジネスハブとしても影響力を強めつつあるようです。

ソフトウェアの受託開発、エンターテインメント分野はもちろんですが、IoT・アグリテックといった分野でもアジア各国・各社との協業をスタートしているタイのICT分野の現状把握やビジネス連携のあり方にご興味のあるかたはセミナーに足をお運びください。

お待ちしています!

Instep Group

Software Park Thailand

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アジア連携ITビジネスセミナー(フィリピン編)

最近では「フィリピンのトランプ」との異名もあるドゥテルテ大統領の過激な言動が何かと話題にのぼるフィリピン。

人口は1億人を突破してなお依然として拡大基調にあり、世界で3番目に英語を話す人が多い国。また日本はフィリピンにとって最大の援助供与国であり、輸出相手国でもあります。

最近では英語を話す人が多い優位性を活用し、コールセンター事業等の輸出型ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)事業を含めたサービス業が大きく成長し、全就労人口の56%が従事しており、この分野の世界的な競争力ではインドに次いで第2位の座を占める沖縄の先輩格でもあります。

特にICTを活用したBPO(IT-BPM)では、政府は2022年までの数値目標を定めたロードマップを作成し、官民を挙げてこの分野の拡大と高度化に取り込んでいます。ロードマップ推進の旗振り役を務める IT & Business Process Association PHILIPPINES(IBPAP)にお邪魔して、今後の戦略と展開施策とともに沖縄との連携についても活発な意見交換をし、さまざまな提案もいただきました。

またフィリピンには日本の大手ゲームパブリッシャーや映像制作会社も大規模な開発拠点を構えていますが、その代表的な一社であるKlab Cyscorpions社を訪問し、進出済の日系現地企業から見たフィリピンの現状と将来の魅力についてうかがってきました。

IT & Business Process Association PHILIPPINES(IBPAP)

IT & Business Process Association PHILIPPINES(IBPAP)

KLab Cyscorpions

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アジア連携ITビジネスセミナー(ベトナム編)

2000年代に入って以降急激な成長が始まり、世界中からの投資が続けられているベトナム。沖縄からのベトナムへの企業進出やベトナムから沖縄への人材受け入れ等、沖縄でも同国との関係性は深まりつつあります。

ベトナムは元々は農業国家でしたが、最近では工業製品の輸出も増え、またICT経済も急激に発達しています。その理由はベトナムのみなさんが勤勉で、かつプログラム能力に長けていることが背景にあると言われ、インターネットの普及率も高く、FACEBOOKの利用者数についてはアジアでの増加率が一番高い国でもあります。

こうした追い風を受けて企業成長も続き、第3世代と言われる勢いのある若い起業家も台頭し、ICT市場全体が活気にあふれています。

OADCでは、同国最大のICT団体である VINASA や同国のICT分野でのリーディングカンパニーである VTC Intecom をはじめとするICT産業界各層と議論を行い、沖縄との付加価値の高いビジネス連携のあり方と可能性のある分野について意見を交換しました。

セミナーではアジアで今もっとも熱いと言われるベトナムの状況と沖縄への期待をご紹介します。

ITC Intecom

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アジア連携ITビジネスセミナー(マレーシア編)

マレーシアには Malaysia Multimedia Super Corridor という特区制度があり、さまざまな優遇制度を用いて国内外のICT企業を集積し、グローバルな事業展開を強力に支援しています。OADCはその運営の中核をになう MDEC をはじめとする多くの政府系団体や有力企業とマレーシアと沖縄とのビジネス連携の可能性や戦略について議論を深めてきました。

セミナーでは、アジア6カ国についての調査報告の一国としてマレーシアを取り上げ、アジアでとりわけICT分野に官民を挙げて注力する同国の最新動向や将来について現地で得た生の情報を元に解説します。

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