PARADISE JAM 2017 plus

 12月1日から始まったクリエイターの祭典「沖縄Creators Week」のメインイベントの一つ「PARADISE JAM 2017 plus」が1日から2日間にわたって開催され、各チームによる作品のプレゼンテーションと審査・表彰式が2日午後、桜坂劇場(那覇市)で開催されました。

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 「PARADISE JAM」は、OADCが主催し今回で5回目となるハッカソンコンテスト。2日間という限られた時間の中で、テーマに沿ったアプリの企画から開発、成果発表までを行い、テーマ性・企画力・実装力・デザイン力・プレゼン力を審査します。
 今大会には過去最多となる43名がエントリーし、9チームに分かれてアプリ開発の腕を競いました。社会人・大学生・専門学校生・高校生・小学生と実に幅広い年齢層が参加し、PARADISE JAMの認知の拡がりと、沖縄でのクリエイター熱が上がってきていることがうかがえます。

 今回のテーマは「とどける」。
 誰に何をどうやって「とどける」のか、各チームが思い思いのかたちで表現し、笑いあり寸劇ありの工夫を凝らしたプレゼンテーションで自分たちの作品を聴衆にアピールしました。そして、県内外はもちろん、はるばるベトナムからも駆けつけていただいた審査員総勢13名による厳正な審査が行われました。

最優秀賞

 最優秀賞は「バルーンに想いを込めて」を開発したチーム「I want to eat sweets」が受賞。チームの代表・平安山さんはPARADISEJAMの過去大会にも参加。第1回大会では、力不足を実感して悔し涙を流したと振り返りました。チームをひっぱる立場でリベンジを期す今回は「新しいことに挑戦したい」とジャイロセンサーを採用し、みごと最優秀賞を受賞。過去の苦い想いをバネに、成長を実感する素晴らしい結果となりました。
 「バルーンに想いを込めて」は、ジャイロセンサーを使い、端末を操作して「バルーンを想い人へ”とどける”」ゲーム。コンセプトやデザイン、ゲーム性など、全体の完成度やバランスがとれている点が評価されました。

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優秀賞

 優秀賞は「とどけっ!!ルー」を開発した「ピンク大好きパリピチーム」が受賞。
 「とどけっ!!ルー」は、お客さんの目の前に置いてあるライスにカレーを投げて「届ける」タイミングアクションゲーム。シンプルなゲームならではのわかりやすさと、シェフの動作へのこだわりが評価されました。

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特別賞・OADC賞

 特別賞は、位置情報を使い、近くにいるユーザーに自分の近況や気持ちなどの情報を一方的に届けるSNSアプリ「Wear feed」を開発した「6-MEN」が受賞しました。またOADC賞は、応援されたいことを投稿すると、世界の人が応援してくれる応援SNS「Cheerup」を開発した「アイティフレンズ」が受賞しました。

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 ハッカソンでは、アプリの実装まで至らない、または実装しても動作しないチームが出ることもありますが、今回は参加した9チーム全てが実装を終え、アプリが動作し実機でのプレゼンテーションも行うことができたレベルの高い大会となりました。アプリの内容も各チーム個性的で、成果発表は非常にバラエティに富んだ内容でした。

 「PARADISE JAM」は今回で5回目となり、お招きした審査員や参加者の中には過去複数回参加いただいている方もいます。最優秀賞を受賞した「I want to eat sweets」の平安山さんのように、継続して参加することでクリエイターとしての成長を自他共に確認もできます。
 OADCでは、今後も沖縄のIT産業の振興や人材育成の一環として、引き続きこのイベントを定期的に開催していきますので、今後も「PARADISE JAM」をよろしくお願いいたします。
 参加した皆さんお疲れ様でした!また、審査員、ゲストの方々には改めてお礼を申し上げます。

審査員をお願いした方々(敬称略・順不同)

琉球大学工学部工学科知能情報コース准教授 岡崎威生
沖縄国際大学産業情報学部産業情報学科准教授 小渡悟
国立沖縄工業高等専門学校メディア情報工学科教授 正木忠勝
学校法人KBC学園国際電子ビジネス専門学校教務部長 與那覇 康哲
ヒューマンアカデミー那覇校ゲームアニメーションカレッジ専任講師 上地 澄孝
株式会社ドリコム沖縄 内藤裕紀
ちゅらっぷす株式会社プロデューサー 中山詞夫
株式会社フラッシュエッヂ代表取締役 知名健一
株式会社プラチナエッグ代表取締役社長 竹村也哉
株式会社SummerTimeStudio代表取締役社長 弘津健康
株式会社ソーシャルインフォ取締役Social Game Info編集長 木村英彦
一般社団法人沖縄デジタルコンテンツ産業振興協議会代表理事 佐藤慎吾

各チームアプリ概要

G-Dragon「金の回答イズミ様」

人に贈るプレゼントを提案するアプリ。イズミ様から出された選択肢に答えていくと、おすすめプレゼントを提案してくれる。イズミ様以外にも他の利用者に提案をお願いすることも。

HB「AS RUSH」

「Artificial Satellite(人工衛星)」を増やして地域を発展させていくクリッカーゲーム。人工衛星が生活に役立っていることを目に見える形で表現した。クリックすることで地球の周囲を飛ぶ人工衛星が増えていき、多いほど地域が発展していく。

TOMMY「キョリ恋」

恋愛を成就させるために必要な課題を提供する目標応援アプリ。アプリから出された課題をクリアすることで、気になる人との距離を縮めていく。他分野への展開などの可能性が感じられるアプリ。

スクラッチ「MOTHER WARS〜がんばれSWIPE〜」

8歳の少年も参加したチーム。邪魔者を避けて、家族の忘れ物をスワイプ操作で投げて届けるスワイプアクションゲーム。

ちーむあっぷるぱい「TSURYME-RAP」

辛い単語や文章を打ち込むと、韻を踏んだ単語や動詞を出力してくれるアプリ。例えば、「パラダイスジャム」と入力すると「鞘走る春」となる。インパクトの強い言葉で悪い思い出の印象を薄めるとともに、思わぬ発見をした喜びを提供するという。